旧暦3月3日

大潮に漕ぎ出す
大潮に漕ぎ出す

チリ地震、

マグニチュード8クラスの大きな揺れのあった日。

サンゴ礁の造るリーフの中、内海と呼んでいる場所は小魚の住処です。

4月2日・旧暦3月3日は 沖縄の行事「浜下り(はまおり)」の日でした。潮の干満が大きく、干上がった珊瑚の岩場の あちらこちらの潮だまりには さざえ なまこ ヒラジャーと呼ぶ貝を求めて 沢山の人が海に遊びます。

あおさ(アーサー)をバケツに入れる人、タコを探して銛を石の下や穴に刺している人・・・浜辺の日陰でお重を広げて 海の恵みに感謝を込め1年の健康を祈る日です。

 

 名古屋から我が息子が遊びに来てます、せっかく沖縄に来たのだからと 無理やりに海に連れ出しました。カヤックから覗く エメラルドブルーの中は小魚の姿でした、(ちょっとは 感動してくれたでしょうか?)。

「何が捕れました?」駐車している車に カヤックを片付ける 私たちに声をかけたのは 地元のオジイです。「魚を見てきました」・・・海にきて何も捕らない事が怪訝で呆れ顔のオジイは 得意顔の笑顔でバケツの獲物を自慢してくれました。

海は遊ぶ場所・・・ 本当は、生活に必要な大事にすべき食料のある場所。

レジャーではないから 真剣に海を守るのだろうと痛感させて頂きました。

笑顔の名前も知らないオジイ ありがとうございました。 

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